ミクロ粒子の創製と薬剤担持 薬剤担持体となる生分解性ミクロ粒子・ミクロカプセルの創製 ミクロサイズの粒子は注射器等で使用可能であることから注入型担持材料としての応用が可能です。粒子表面への薬剤の固定方法と粒子の分解性を制御することにより,目的とする薬剤徐放システムを構築することができます。一方カプセルはその皮膜の透過性を制御することにより,カプセル内部に細胞を包括し,細胞と組み合わせた細胞療法への応用が期待できます。 現在の研究課題 新規生体材料開発の中で,材料と生物間の相互作用を化学的に解明し,研究を進めています。 キトサンーシロキサン複合体 生体高分子のキトサンに無機分子を修飾し,新たな機能を発揮する組織再生用足場材料を作製します。 骨形成とシロキサンユニットの関係 キトサン-シロキサン複合体を用いて,骨芽細胞の応答や骨形成を調べています。 神経組織の再生 キトサン-シロキサン複合体を足場材料とした神経再生を試みています。 人工靭帯への応用を目指した単繊維の作製 人工靭帯への応用を目指した複合体単ファイバーの合成を行なっています。 ミクロ粒子の創製と薬剤担持 ミクロ粒子やカプセルを作製し,薬剤担持体としての応用を検討しています。